社内で生成AIを使い始めようとすると、最初に迷うのが「どの生成AIチャットを契約するか」です。社員が無料版を個人でばらばらに使っている段階から、会社として法人向けプランを導入する段階に進むと、比べることが一気に増えます。料金のほかに、管理機能、データの扱い、既存ツールとの連携、導入後の定着支援なども見ておく必要があります。
この記事は、中小企業(BtoB)で生成AIチャットの導入を検討している経営者・管理部門・マーケティング担当者の方に向けたものです。代表的な法人向け生成AIチャットを、同じ観点で並べて整理します。取り上げるのは、ChatGPT Business、Claude Team、Microsoft 365 Copilot Business、ChatSense、exaBase AIです。特定の製品をおすすめするのではなく、自社の条件に照らして判断するための材料をそろえることが目的です。
2026年10月時点で各社の公式サイトに掲載されている情報をもとにしています。最新の料金・仕様は各社公式サイトでご確認ください。
生成AIの業務活用全体の進め方は、生成AIの業務活用の進め方|対象業務の選び方・効果検証・判断基準で解説しています。ツール選定と並行して読むと、検討の順番を整理しやすくなります。
生成AIチャット比較で押さえたい選び方の軸
生成AIチャットは、どれも「文章を入力するとAIが答えてくれる」という点では似ています。法人で使う場合に差が出やすいのは、回答の賢さよりも周辺の条件です。ここでは、HVLが導入相談でよく確認する観点を、判断する順番に沿って紹介します。
使う業務と利用者の範囲を決める
最初に決めたいのは「誰が、どの業務で使うのか」です。営業資料のたたき台作成、問い合わせメールの下書き、議事録の要約、市場調査、社内規程の検索など、用途によって必要な機能は変わります。全社員に一律で配るのか、マーケティングや管理部門など特定の部署から始めるのかによっても、合う料金体系が違ってきます。
利用者の範囲を決めないまま契約すると、使われないライセンスが残ったり、よく使う社員が利用上限に達して業務が止まったりします。まずは対象業務と利用者の見込みを、大まかでよいので書き出しておきましょう。
料金体系を「総額」で比べる
法人向け生成AIチャットの料金体系には、主に次のような方式があります。利用者ごとの定額(シート課金)、定額枠を超えると使用量に応じて加算される方式、既存のグループウェアに追加するアドオン、見積もり制です。画面に表示された月額を並べるだけでは、実際の支払額は比べられません。
確認したいのは、年払いと月払いの差、税の扱い、表示通貨、追加機能が別料金かどうか、前提として別の契約が必要かどうかです。アドオン型の製品では、土台になるサービスの料金も合わせて計算する必要があります。円建てとドル建てが混ざるときは、為替の影響も見込んで予算を組みましょう。
管理機能とセキュリティを確認する
会社として導入するなら、管理者が利用者を追加・削除できること、利用状況を把握できること、ログイン方法を統制できることは欠かせません。シングルサインオン(SSO)、IPアドレス制限、利用ログ、権限管理などが、どのプランで使えるのかを確認しましょう。上位プランでしか使えない機能も多いため、「自社に必要な管理機能がどのプランに含まれるか」を見ることが大切です。
入力したデータがAIの学習に使われるかどうかも、重要な確認事項です。情報漏洩の観点からの整理は、生成AI 情報漏洩 対策の進め方|社内利用のリスク洗い出しから始める実践ガイドで詳しく解説しています。
既存ツールや社内データとの連携を見る
生成AIチャットの効果は、社内の情報とどれだけつながるかで大きく変わります。普段使っているメール、チャット、ファイル共有、表計算などとの連携範囲は、製品ごとに異なります。社内文書を検索して回答させたい場合は、対応しているストレージや、閲覧権限を引き継げるかどうかも確認が必要です。
社内データ検索(RAG)を本格的に検討するときの判断基準は、社内 RAG 導入の判断基準とは?データ整備と精度評価を解説を参考にしてください。
使えるAIモデルと導入支援の有無
製品によって、一つの開発元のモデルに絞っているものもあれば、複数の開発元のモデルを切り替えて使えるものもあります。用途ごとに得意なモデルを使い分けたいのか、操作をシンプルにしたいのかで、選ぶ方向が変わります。社内にAIに詳しい担当者がいない場合は、導入研修や活用支援を受けられるかどうかも、定着を左右する要素になります。
主な生成AIチャットの特徴(機能・料金・向いている会社)
ここからは製品ごとに、「主な機能」「料金の掲載内容」「向いている会社」の三つの観点で整理します。料金は公式サイトの表記をそのまま載せているため、通貨や税の扱いが製品ごとに違う点にご注意ください。
ChatGPT Business
ChatGPT Businessは、社内の情報を踏まえて使えるセキュアなワークスペースと、予算に応じて選べる柔軟なシートタイプを特徴としています。
対象規模は「For teams of 2–200 employees.」と表記されています。
- 主な機能
- Google Workspace、Slack、GitHub、Microsoft 365などとの接続が案内されています。
- 機能比較表では、Company knowledge(社内ナレッジ)がBusinessプランで利用可能とされています。
- Deep research(詳細なリサーチ機能)もBusinessプランの機能表に含まれています。
- Excel、Word、PowerPoint、Google Sheetsの拡張機能もBusinessプランで利用できるとされています。
- SAML、SSO、MFAに対応したワークスペース、一元的な請求・管理、利用分析と支出管理が含まれ、ビジネスデータはデフォルトで学習に使われないと記載されています。
- 料金の掲載内容
- Standard seatは「¥3,050/ month」と表示され、年払いの場合は$20/month、月払いの場合は$25/monthと記載されています。
- Premium seatは「¥15,250/ month」で、「5x more usage than standard」と説明されており、年払いの場合は$100/month、月払いの場合は$125/monthです。
- 上位のEnterpriseプランは「Custom pricing」とされ、営業への問い合わせが必要です。
- Enterpriseでは、SCIM、EKM、ドメイン検証、ロールベースのアクセス制御などのセキュリティ・管理機能が案内されています。
- 向いている会社
- 汎用的な対話AIを部門をまたいで使い、文書作成・調査・データ分析などを幅広く試したい会社。
- 利用量の多い社員とそうでない社員で、シートの種類を組み合わせたい会社(公式サイトでは「Mix and match seat types」と記載)。
詳しくはChatGPT Businessの料金ページで確認できます。
Claude Team
Claude Teamは、Claudeをチームで利用するためのプランで、公式の料金ページでは「2〜150名のチーム向け」と案内されています。
- 主な機能
- Teamプランには、Claude CodeとClaude Cowork、Claude Design・Slides・Docs、Microsoft 365や@Claude、組織全体のエンタープライズ検索などが含まれると記載されています。
- 管理面では、一元的な請求と管理、シングルサインオン(SSO)、リモートおよびローカルコネクタの管理者コントロールが挙げられています。
- モデルの学習については、「デフォルトでコンテンツをモデルのトレーニングに使用しない」と明記されています。
- 一方、機能比較表では、ロールベースのアクセス制御、SCIM、監査ログはTeamでは「いいえ」、Enterpriseでは「はい」とされています。
- 料金の掲載内容
- スタンダードシートは「Proより多い使用量」で、年払い時はシートあたり月額$20、月払いの場合は$25です。
- プレミアムシートはスタンダードシートの5倍の使用量で、年払い時はシートあたり月額$100、月払いの場合は$125です。
- Teamプランの項目には「月額最大500ドルのプールAPIクレジット」も含まれています。
- 支払い方法では、Teamは月払いと年払いに対応し、請求書払い/ネット支払い条件は営業担当経由のEnterpriseのみ「はい」とされています。
- 表示価格には該当する税金は含まれていないと注記されています。
- 向いている会社
- 少人数のチームから始め、文書作成・資料作成・調査などを一つの環境でまとめて試したい会社。
- 管理機能は当面基本的なもので足り、高度な監査や権限管理は将来の拡大時に検討すればよい会社。
詳しくはClaudeの料金ページで確認できます。
Microsoft 365 Copilot Business
Microsoft 365 Copilot Businessは、米国向けの料金ページで、既存のMicrosoft 365プランに追加するアドオンとして掲載されています。
- 主な機能
- 主な機能として、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Microsoft TeamsなどのアプリでのCopilot、Work IQによるAIチャット、研究・データ分析向けの推論AI、Researcher・Analyst・Facilitatorといった事前構築済みエージェント、導入・利用状況の分析、LLMモデルの選択が挙げられています。
- 日本の料金ページの比較表では、「エージェントの使用」が従量課金制と表記されています。
- Business Standardとの組み合わせプランには「最大 300 ユーザーのコア ID およびアクセス管理」が含まれます。
- 料金の掲載内容
- 米国向けの料金ページでは、年払いで$18.00 user/monthから(従来は$21.00から)と表示されています。
- 月払いの場合は$25.20 user/monthです。
- 日本の料金ページでは、Microsoft 365 Business StandardとMicrosoft 365 Copilot Businessを組み合わせたプランが¥3,523 ユーザー/月相当(年払い)で掲載されています。
- Microsoft 365 Business PremiumとMicrosoft 365 Copilot Businessを組み合わせたプランは¥4,797 ユーザー/月相当(年払い)です。
- Teamsを含まないプランもあり、Microsoft 365 Business Standard (Teams なし) とMicrosoft 365 Copilot Businessの組み合わせは¥3,041 ユーザー/月相当(年払い)です。
- 日本の料金ページの価格には消費税は含まれていません。
- 向いている会社
- Word、Excel、Outlook、Teamsなどを日常的に使っていて、普段のアプリの中でAIを使いたい会社。
- メールやグループウェアの契約とまとめて、ITの契約先を集約したい会社。
詳しくはMicrosoft Copilotの料金ページ(米国)とMicrosoft 365の一般法人向けプランと価格(日本)で確認できます。
ChatSense
ChatSenseは、ChatGPT・Claude・Geminiなどの最新AIを利用できる法人向け生成AIサービスとして案内されています。
公式サイトでは「東証プライム上場企業を含む500社以上が導入」と記載されています。
- 主な機能
- Box・SharePoint・Teamsなどと連携し、権限を維持したまま横断検索できる点が特徴として示されています。
- セキュリティ面では、SSO対応、IPアドレス制限、禁止ワード登録、チャット履歴の監視・エクスポートなどが挙げられています。
- 入力データについては、OpenAI公式APIを活用し、AIの学習に再利用されることを防止すると説明されています。
- エンタープライズプラン(お見積り)では、Azure OpenAI(東日本リージョン)対応や導入コンサルティング、社員向け研修も案内されています。
- 料金の掲載内容
- 初期費用は0円と記載されています。
- スタータープランは0円で、月30回まで無料で利用でき、クレジットカードの登録も不要とされています。
- ビジネスプランは「980円〜/人/月」で、定額枠を超えた利用はトークン数に応じて課金され、最低利用期間・最低利用人数はないとされています。
- ビジネスプランの項目には、請求書払い対応やシングルサインオン(SSO)、IPアドレス制限が含まれています。
- 社内データを取り込んだAIを構築する「追加学習機能」は、98,000円月額の拡張機能として案内されています。
- 拡張機能の利用には、ビジネスプラン以上の基本プランへの加入が必要です。
- Deep Researchも98,000円月額の拡張機能です。
- ブラウザ操作をAIエージェントが行うCoworkは、5,000円/人月額とされています。
- 向いている会社
- 複数の開発元のAIモデルを一つの画面で使い分けたい会社。
- まず無料の範囲で操作感を確かめてから、部門単位で小さく始めたい会社。
詳しくはChatSenseの公式サイトとRAG機能の紹介ページで確認できます。
exaBase AI(エクサベース AI)
exaBase AI(エクサベース AI)は、GPT・Gemini・Claudeなど複数のAIモデルを利用でき、AIエージェント機能を搭載した法人向け生成AIとして紹介されています。
公式サイトでは「国内シェアNo.1」と表記され、根拠としてデロイト トーマツ ミック経済研究所と富士キメラ総研の調査が注記されています。
- 主な機能
- 利用するモデルは管理者が選択・切り替えできるとされています。
- プロンプトテンプレートは150種以上が用意され、自社独自のテンプレートも追加できます。
- 機能としては、社内データ活用、IPアドレス制限と利用ログ管理、音声認識・文字起こし、画像の取り込み・生成、活用状況ダッシュボードが挙げられています。
- セキュリティについては、データ処理が国内サーバーで行われ、モデル学習への情報提供も遮断されると説明されています。
- また、exaBase 生成AIはクラウドサービスプロバイダとしてISMSクラウドセキュリティ認証を取得していると記載されています。
- 導入から定着まで、AI導入のプロフェッショナルが支援すると案内されています。
- 料金の掲載内容
- 料金プランは資料ダウンロードで確認する案内になっており、取得した公式ページの本文には具体的な金額が記載されていません。
- 向いている会社
- 社内のAIリテラシーにばらつきがあり、テンプレートや導入支援を活用して定着させたい会社。
- 資料や見積もりをもとに、社内稟議で比較検討を進めたい会社。
詳しくはexaBase AIの公式ページで確認できます。
向いている会社の考え方:自社のタイプ別に整理する
製品ごとの「向いている会社」は上で整理しました。ここでは視点を変えて、自社の状況から候補を絞り込む考え方を紹介します。どのタイプにも当てはまる会社もあるため、優先順位をつけて読んでください。
- Officeアプリやメール・会議ツールを一つのグループウェアにそろえている会社:そのグループウェアに組み込まれたAIから検討すると、新しい画面や操作を覚える負担が小さくなります。一方で、土台のライセンス費用とAIの追加費用を合わせた総額で比べることが欠かせません。
- 汎用的な対話AIを、まずは幅広い業務で試したい会社:文章作成、要約、調査、表データの整理など、用途を限定せずに試せる製品が候補になります。利用量が社員ごとに大きく違う場合は、シートの種類を組み合わせられるかどうかがコストに効いてきます。
- 複数のAIモデルを使い分けたい会社:一つの画面で複数の開発元のモデルを切り替えられる製品は、用途ごとに試しながら自社に合うモデルを見つけたい場合に便利です。モデルごとの従量課金の有無は、事前に確認しておきましょう。
- 社内文書の検索・活用を最優先したい会社:ファイル共有サービスとの連携、権限の引き継ぎ、回答の根拠表示などが判断のポイントです。社内データの整理状況によって効果が大きく変わるため、ツール選定と同時にデータ整備の計画も立てる必要があります。
- 社内にAIの推進担当者を置きにくい会社:研修や活用支援、テンプレートの提供など、導入後の定着を手伝ってくれる体制があるかを重視しましょう。ツールの機能差よりも、使われ続けるかどうかのほうが成果に直結します。
生成AIチャットの導入手順
生成AIチャットは契約すればすぐ使えますが、会社として成果につなげるには段取りが大切です。HVLが中小企業の支援でおすすめしている進め方は次のとおりです。
- 対象業務と目的を決める:「議事録作成の時間を減らしたい」「提案書の初稿を早く作りたい」など、効果を確かめやすい業務を選びます。目的があいまいなまま全社展開すると、評価ができず、継続するかどうかの判断も難しくなります。
- 社内ルールを整える:入力してよい情報と入力してはいけない情報、生成物を社外に出すときの確認方法、問題が起きたときの連絡先を決めます。作り方は生成AI 社内ガイドラインの作り方|利用範囲・禁止事項・承認フローを解説で詳しく解説しています。
- 候補を絞って試用する:選び方の軸に沿って候補を二つか三つに絞り、少人数の試用メンバーで実際の業務に使ってみます。無料プランや試用版がある場合も、機密情報は入力しないようにしましょう。
- 効果を評価して本導入を判断する:作業時間、品質、利用頻度、利用者の満足度などをあらかじめ決めた指標で比べ、本導入するかどうかを判断します。評価指標の設計は生成AI PoC 進め方|評価指標の設計と本番化の判断基準を解説が参考になります。
- 展開と定着を進める:本導入後は、うまくいった使い方を社内で共有し、プロンプトのひな形や活用事例を蓄積します。利用状況を定期的に見直し、使われていないライセンスや、上限に達しがちな利用者を把握してプラン構成を調整します。
生成AIチャット導入時の注意点
導入でつまずきやすいポイントは、ツールの機能そのものよりも運用面にあります。契約前と導入後のそれぞれで、次の点を確認しておきましょう。
- 料金表示の前提をそろえる:税込みか税抜きか、年払いか月払いか、円建てかドル建てか、追加機能や従量課金が別途かかるかを確認し、同じ条件にそろえて比べます。年払いは途中解約や人数変更の扱いも確認が必要です。
- プランごとの機能差を見落とさない:管理機能や監査ログ、権限管理などは上位プランに限られることがあります。必要な機能が下位プランに含まれているか、契約前に機能比較表で確かめましょう。
- データの扱いを契約書面で確認する:学習への利用有無、データの保存場所や保存期間、退会時の削除などは、公式サイトの説明だけでなく利用規約やデータ処理に関する文書で確認します。必要に応じて法務・情報システム担当にも見てもらいましょう。
- AIの回答をそのまま使わない:生成AIは誤った内容をもっともらしく出力することがあります。社外に出す資料や数値を含む文書は、担当者が根拠を確認する運用を徹底してください。
- 利用上限と従量課金を把握する:定額でも利用量に上限があったり、一定量を超えると追加料金がかかったりする製品があります。よく使う社員がどのくらい利用するかを試用期間中に把握しておくと、予算超過を防げます。
- シャドーAIを放置しない:法人契約を始めても、社員が個人アカウントの無料版を使い続けると、管理の目が届きません。社内ルールで利用するツールを明確にし、移行を促しましょう。
よくある質問(生成AIチャットの比較・導入)
無料で試せる生成AIチャットはありますか?
製品によって異なります。ChatSenseのスタータープランは、公式サイトのよくある質問で0円・月30回まで無料と案内されています。Microsoft 365 Copilot Businessの米国向け料金ページには「Try for free」の案内も掲載されています。無料で試すときは、機密情報を入力しないこと、試用期間後の自動更新の条件を確認することに注意しましょう。
少人数の会社でも法人向けプランを契約できますか?
多くの製品で少人数から契約できますが、対象とする規模は製品ごとに違います。ChatSenseのビジネスプランは、最低利用期間・最低利用人数なしとされています。Claude Teamは「2〜150名のチーム向け」とされています。人数の条件は変更されることもあるため、契約前に公式サイトで最新の条件を確認してください。
Microsoft 365を契約していなくてもCopilot Businessは使えますか?
米国向けの料金ページでは、Microsoft 365 Copilot Businessは「Add on to your Microsoft 365 plan」の欄に掲載されています。日本の料金ページには、Business StandardやBusiness Premiumと組み合わせたプランも掲載されています。現在のメールやファイル共有の契約状況を確認したうえで、土台のライセンスを含めた総額で比べるのが現実的です。
入力した社内情報がAIの学習に使われないか心配です。どう確認すればよいですか?
各製品の学習に関する記載は、上の製品紹介で触れたとおりです。ただし、条件はプランや設定、契約形態によって変わることがあります。公式サイトの説明に加えて、利用規約やデータ処理に関する文書を確認し、社内ルールで入力してよい情報の範囲も決めておくと安心です。
海外の製品と国内の製品は、どちらを選ぶべきですか?
一概にどちらが良いとは言えません。海外の製品は新しい機能が早く提供される傾向がある一方、料金がドル建てだったり、サポートや資料が英語中心だったりする場合があります。国内の製品は、日本語での問い合わせや請求書払い、導入支援を重視する会社にとって検討しやすいことがあります。自社の支払い方法、サポートへの期待、社内の運用体制を基準に判断しましょう。
まとめ:自社に合う生成AIチャットを選ぶために
生成AIチャットの比較では、表示されている月額や話題性よりも、「どの業務で、誰が、どの管理レベルで使うのか」を先に決めることが大切です。そのうえで、料金を総額で比べ、管理機能とデータの扱い、既存ツールとの連携、導入支援の有無を同じ観点で確かめていくと、自社に合う候補が絞りやすくなります。
ChatGPT Business、Claude Team、Microsoft 365 Copilot Business、ChatSense、exaBase AIは、それぞれ得意とする領域や料金体系が異なります。まずは対象業務を一つ決めて小さく試し、効果を確認してから展開範囲を広げる進め方がおすすめです。
「自社にはどのツールが合うのか分からない」「生成AIをマーケティングや営業にどう活かせばよいか整理したい」という方は、無料マーケティング診断をご活用ください。ツール選定やAI活用の進め方についての個別のご相談は、お問い合わせから承っています。